2013年10月16日水曜日

ひかり工房(1)

2013年10月10日(木)
10:00−15:00
ひかり工房にて
担当職員2名、koro小林








雪の季節には2mほど積もるという小千谷市にあるひかり工房さん。

豊かな自然に囲まれた作業所では、手作りのハーブを使った入浴剤やシューズキーパーなどの布製品を作っています。
他にも、保育園からのお仕事で、お布団袋やバッグやコップ入れなど、園児が使用するあらゆる布製品に取り組んでおられました。手作りができない親御さん向けとか。





ひかり工房さん、10年近く同じ商品を作り続けているという。
「もっと他になにか作れないだろうか」とこの事業に応募されたとのこと。

10年・・・。

他の施設さんでもよく聞く、この「10年やってきました」。
10年前に何があったのだろうか。

さて、ミシンが得意な方がいるとのことで、縫い物のの製品を作れたらと。
そして、地元にあるもので何かできないかと。

縫製の大会に出てチャンピオンになったという方も!!
曲線もゆっくりゆっくり線通りに丁寧に作業されていました。





「他に何か作れないだろうか」と考えた先に、小千谷の「ちぢみ」を使用した商品はどうか?と取り組み始めたとのこと。
(小千谷ちぢみとは?http://ja.wikipedia.org/wiki/小千谷縮








ただ、これがとても難航していたのです。
生地提供をしてくれていた企業さんにお見せしたところ、もっとよい使い方はないだろうか?価格が安すぎるのでは?とのご指摘を受けたとのこと。

職員さんにとってはとてもしょんぼりしてしまう出来事だったようで、これからどう展開したらよいのか、といった段階でお会いしました。

企業さん側の発言の意図はよくわかります。
自分が大切に思っている生地を大切に扱ってほしい。
ちぢみを使って製作したものがあまりにも安いと、ちぢみの価値も落としてしまう。

それは、福祉施設にもありがちなことです。後者のことは特に。
共に働く利用者さんの手間ひまかけた製品が、ほんとうは1000円する価値を持つものを100円で売る。それは、その人の力をそれだけにしか思っていないことになる。
そして、ほんとうは力があるのに、ないことこになってしまう。

ものと手作業の価値が価格によって評価される。ことだってある。

だから、まずちぢみの歴史に触れ、その魅力を知るというところから始めてみては?
という話からスタートしました。

商品の力になってくれる素材に敬意を払うこと。
その素材にまつわるすべてに興味を向けること。
そこから始まるのではないかと思うのです。
まずは素材に心動かされなくては。

一日かけて打ち合わせをしました。
企業さんのもとへお話もしに行きました。

そこでもうひとつ発覚。
以前投げかけられた縫製のお仕事にうまく応えられていなかった様子。
応えられなかったことがだめだった、ということではありません。
スーパーマンじゃないので、応えられないことなんて山ほどあります。
たぶん、そのやりとりの仕方。

人間関係の構築、信頼関係の構築も必要かもしれないですね。
というまとめとなった。

現状ではすっきりとした気持ちでスタートを切る!!というわけにはいきませんし、もしかしたら企業さんの協力を得られなければ、ちぢみを使用した商品はきびしいかもしれない。

だけど、こうして、施設の外の世界とつながって商品を作っていくことはいいことだってあると思うのです。

ただ、話を聞いていると企業側も施設内でどんな作業をしているのか知らないとのことだったし、お互いの歩み寄りがあって関係がうまく成り立つといいなぁとも思いました。

企業の要望に施設側が応えられなければそれはそれで仕方がない。
その結果が出たとしても、何も引け目を感じる必要はないし、企業の要望に応えていくことだけが施設のやりかたじゃない。

だからこそ、「質のよい自主製品」が必要なのだ。


これらをふまえて・・・
まずは、生地提供(もちろん有料)をしていただけるかどうかの歩み寄りと、これまでの商品のデザイン性に対する見直しと商品開発への準備。
とことんやってみて無理だったら他の道を考える。
やり方はひとつじゃない。

というまとめになりました。

担当の職員さんにはやる気があるし、前向きな気持ちと、なにより利用者さんのちからを何かに生かすには?と考えている。

ひかり工房さんにとっての「魅力ある商品作り」とは、、、
こちらもいろんな方向から考えをまとめて、11月中にもう一度、小千谷へ。

むむむ。。。となって、帰りに伝統工芸館みたいなところによって、ちぢみの製品をじっくり見て帰ってきました。勉強します。











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